論文 刑法H16年本試験  | 弁護士社長

論文 刑法H16年本試験 

昨日は最近の刑法は難しいと書きましたが、
16年の1問目は中止犯と不作為犯という超基本論点でしたね。
あてはめで事案をどう使うかによって差が多少はついたのではないでしょうか。
つまり、止血をした点、救急車を携帯で連絡した点、乙に介護を頼んだ点、、、などの事実をどう評価するか、どう悩むかってとこが大事ですね。

知り合いの合格者も結論や論証ではなく、悩め!、それを文章にしろ!といっていました。
中止犯を認めるべきかどうかをしっかりと書く、とうのが正解なのでしょうね。

そして2問目は二重譲渡と横領の論点でしたから、択一では必須?ですが
論文では予想問題以外では見慣れない問題でしたね。
ほんと、択一知識を含めて、浅く広く抑えておくことは大事だなーと思った問題です。
浅くとはいっても、しっかりと論文を書ける程度ではあるのですが、、、。

よくも悪くも現行試験は手っ取り早い、理解と暗記が大事です。